可愛げのある大人
昨夜から雨が降り続いている。
雨音が気になって、眠れなかった。
夫のいびき、寝言、寝歌?、寝叫び、、がひどい時があって、
多分、仕事のストレスだと思うが、人間関係とか、いろいろ、昇進してもいい事ない。
給料が上がったところで体を壊しちゃ元も子もない。
体というか、健康管理するのも妻の仕事や、と朝ドラでヒロインが言っていたけれど、
私よりは夫の方が、数段健康だ。自分の管理が難しい。わがままにできているなあ、と、我ながら呆れてしまう。夫はそこをちゃんとコントロールしてくれる。
夫のいう事はきけるのだ。なんでだろう。夫が良い子だからかもしれない。
善良な人に私は弱い。
昔、夫と付き合って間もないころ、高校時代の話なんかをしていて、どうして女って不良が好きなんだ?と、夫が不思議がっていた。私は、今思えば高校時代に好きだった男の子は真面目ちゃんでとても個性があって、ときどき私をいじってくる友達未満の、なんというか、いつも悩んでいるような、なんというか弱くはないけど、強くもなくて、人当たりが良くて、ちょっと天然で、可愛げがあった。可愛げ、は大事だ。私が好きになる人には必ず、可愛げがある。
大人になったり、親になったりすると、人はいくらでも図太くなったり、ずるくもなったりするだろう。でも、一人になった時、何者でもない自分でいるときに、可愛い人、というのは、本当に、私はすぐに惚れる。でも、一瞬の事。みんなそれぞれの役割をしに、居るべき場所へ帰っていくんだから。何者かの顔をして。
無邪気にトランプ遊びでもして楽しい青春の思い出なんて、右手で足りる。
恥ずかしい事ばかりがよみがえって、アホだったなあ、と、目を細めて梅干を食べたときのような顔をしてしまう。すっぱーーーーーい。そんな思い出。
今、と、私の若かった時代とは、違うだろうけれど、今、16歳の息子のこれからに、
幸ありますように!!と、親の顔をして締めておこう。