十和田湖の魔法

十和田湖に行ってきた。

2泊した。

夫と二人2泊3日を過ごすなんて、ラブラブシニア旅行みたいで、なんともよかった。

行けてよかったなあ。

十和田湖レイクビューホテル、コロナ対策はおざなりな感じだったけれど、

部屋のトイレとお風呂が別、とか、ベッドが二つに大きなソファーがドーンとあって、

テーブルにしっかりした椅子が二つ。

造りは昭和的だけれど、私は大満足。暑くて扇風機を借りて、ぶいーんと風を起こすあたりは家にいるときと同じだった。

 

毎日の日常的な雑多なことの連続、マンネリ、引きこもりみたいな状態、そんなことから、パッと、飛び出した感があり、夫ともドライブ中、たくさん話をして、思い切り楽しかった。こんな風に夫を独占した気持ちになった事、本当に久しぶりだったから。

 

夫はいつも仕事の事で頭がいっぱいで、それが、生産的ならいいのだけれど、心が傷つくいじめ体質の会社の人たちに疲れていて、いつも恐れて、いつも怒って、いつも悲しんでいる姿ばかり見ていたので、笑う夫はとても良かった。

 

これが普通なんだよな、と改めて思ったし、夫に無理をさせ過ぎては本当に取り返しのつかないことになりそうで、休んで、とは、伝えていかなきゃいけないと思う。

 

乙女の像まで歩くのに、ひどく疲れて、普段の運動不足にあきれ返った。

写真を取れたのは良かった。インスタに載せれた。

奥入瀬渓流も眺められた。

萱野高原までのドライブ、結構な人出だった。

長生きのお茶はコロナで出していなかったので、自分で煮だして飲もうと買った。

お土産も自分用にこぎん刺しのテッシュケースを買った。

わびさびを感じさせる滝だなあ、と私がつぶやいたら、俺のしょんべんみたい、と、

夫が言うのでツボってしまった。笑って楽しかったなあ。

中村雅俊の心の色、という、曲を思い出して、好きだったなあ、なんて、二人で歌ったり、研ナオコの夏をあきらめては名曲だわ、と、語ったり、、。

 

夫が寝ているとき、早朝テレビを見ていたのだけれど、そこに出ていた庭師の方が、

「好きなものに囲まれて好きなことしていると自分がぶれることはねえ」(山形弁)

と言っていて、ああ、めざすところ、結局そこじゃん、と思った。

自分の元々の性格を考えると、人間関係なんて、もはや、過去の遺物でしかなく、

着ていた鎧を脱いで、感じるままに、心を強く持って、日々生きていけばいいんだ、

なんて、発見もあった。これは好きだ、という気持ちは、大事にしなきゃいけないんだ、って思った。

 

そんな中、私にノルマを課すとすれば、動くこと。

一日3000歩、これは、動いていると、体調を維持できる魔法があると、思った。

乙女の像への約1キロ、きつくて。

たった1キロよ??

陰を陽に持っていく最短の方法だと思った。

とりあえず、週3日とか。

 

そう、外界へ触れた気がして、とても、ありがたくて、命リフレッシュ。マジで。

夫さん、連れて行ってくれてありがとう。

もう、弱音、はかない。

生きれるだけ生きるだけ。

yes,i can!!